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葉巻は大人の嗜好品
一本の葉巻に込められた芳香と至福の時間。葉巻を楽しむということは人生を楽しむこと。旨い酒とシガーのマリアージュは長い余韻と深い味わいをお互いに高めあい、彩りを与えてくれます。
時には作家のように_時には俳優のように気取って、葉巻を楽しみましょう。
CIGAR LIST
現在、変動的な世界情勢の為に、特に日本へのシガー入荷が極端に少なくなっています。
※甘いフレーヴァーの強いパイプ等はご遠慮していただく場合もあります。
葉巻の歴史
今から500年程前、クリストファー・コロンブスと彼の部下達は、黄金の国・ジパング(日本)をめざして大海へ船出した。
困難な渡航の末、彼らがたどり着いたのは、思いもよらぬ未知の大陸・アメリカ(バハマ諸島 サルバドル島)でした。
つづく航海で、彼らはキューバ島の先住民タイノー族に遭遇。コロンブスは、タイノー族が乾燥した葉でできた筒を吸っている光景に出くわした。
タイノー族はそれを「コイーバ」と呼んでいました。
「それが西洋人が初めてタバコに出会った瞬間でした。」
※タバコそのものはアメリカ大陸の原住民によって、それより数千年前から医療用あるいは宗教儀式の中で使われてきました。最良のタバコ葉は傷を癒すために使われ、煙を肺の中に吸い込むと満足感を得られることも原住民は知っていたそうです。
その後、タバコはヨーロッパに紹介され、急速に伝わっていきました。スペインやポルトガルの植民地(カリブ海諸島や南アメリカ)では、嗅ぎタバコや葉をラフに巻いたものが広く吸われ。スペイン人、ポルトガル人、フランス人は葉巻に関心を高め、英国や英国領の北米地域ではパイプに専ら興味を持っていたようです。最初は上流階級のものであったタバコは吸いやすい形に整えられ、大衆に広く受け入れられるようになり。また、各国政府はタバコ税の徴収に力を入れ、大きな財源になっていきました。歴史の中では、タバコによる幻覚や中毒の恐れを理由に禁止したこともありましたが、そうした事は長くは続きませんでした。
イギリスではビクトリア女王の治世にタバコ禁止令が出ましたが、女王の息子であるエドワード七世が王位に就いたとき、次の声明によって解かれました。
「紳士諸君、たばこを吸おう」
HUMIDOR
葉巻はデリケートで乾燥を嫌います。
葉巻の外側の一枚葉をラッパーといいますが、
乾燥によって割れてしまうと吸うことができなくなってしまったり。
喫味が辛くなり本来の味わいを損なうおそれがあります。
保存にはヒュミドールという専用のケースがあります。
中に加湿器が付属しており、それによって湿度を70%程にキープします。
ヒュミドールは少々高価ですが、葉巻の保存には最適です。
また見た目にもゴージャスな物が多く、ついついほしくなってしまいます。
購入をお考えの方にアドバイスとしては、少々値が張っても割と大きめが良いです。
ヒュミドール内でも湿度にばらつきがあるので大きめの方が便利です。
また、ヒュミドールなどに入れていても夏場はカビが生えることがあります。
赤や青の色つきのカビは余り好ましくありませんので注意が必要です。
基本的にはハケや柔らかい布で拭き取れば大丈夫です。
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